絹遺産群 教材に 土産に 富岡製糸場 絵手紙かるた完成
- 掲載日
- 2013/12/15
絹遺産の魅力を４４枚にまとめた絵手紙かるた
ＮＰＯ法人富岡製糸場を愛する会（高橋伸二理事長）、絵手紙サークル「昌（しょう）の会」（近藤昌子代表）が製作した「富岡製糸場絵手紙かるた」の完成報告会が富岡市内で開かれた。富岡製糸場の教材や製糸場観光の土産としての需要が見込まれ、関係者約１００人が完成を祝った。
建物や歴史、人物を切り口に、来年６月の世界文化遺産登録を目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」の価値を44枚にまとめた。昌の会が絵札を描き、富岡製糸場総合研究センターの今井幹夫所長が監修した。
式典で高橋理事長は「語呂がいい読み札を考える作業が必要だったが、とても美しいかるたができた」と自信をみせた。近藤代表は「歴史に残るかるたに携わることができて幸せ」と喜びを語った。
かるたは富岡甘楽地域の小中学校、公共機関などに無償配布され、４市町村の首長らに目録が贈られた。
定価９５０円。富岡製糸場、愛する会の拠点「絹ごよみ」、富岡市内の交流館、書店などで販売している。問い合わせは若草印刷（電話 ０２７４・６２・１８０６）へ。
