富岡製糸場内に防火・防災設備 市が計画
- 掲載日
- 2013/12/26
世界文化遺産登録を目指す旧官営富岡製糸場の総合防災計画について、富岡市は25日までに、2015年度からの15カ年計画で防火・防災設備を場内に整備していくことを決めた。
防災計画を本年度中に策定する。多数の見学者の安全確保、文化財保護を主な目的に、危険度が高く、緊急性のある場所から順次整備する。
20日に製糸場で開かれた有識者による保存修理委員会で報告した。同委員会では製糸場近くの飲食店街で10軒が全半焼する火災が発生したことも報告され、委員からは「敷地外の火災を製糸場の設備で消火することも必要」との意見が出された。