絹遺産の里一望 弥平旧宅近くに方位盤 伊勢崎境RC
- 掲載日
- 2013/12/30
方位盤を設置した群馬境ロータリークラブの会員
伊勢崎市の群馬境ロータリークラブ(布施光一会長)は、世界文化遺産登録を目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産の1つ、同市境島村の田島弥平旧宅近くの「島村蚕のふるさと公園」内に、景色を楽しむ来訪者用の方位盤を設置した。27日、同クラブの布施会長ら4人が同所で除幕式を行い、方位盤を市に寄付した。
同公園は無料シャトルバスの停留所があり、弥平旧宅を訪れる人々の拠点となっている。利根川の堤防を上がると視界が開け、遠くの山々が展望できる。
方位盤の設置は、同クラブの社会奉仕活動の一環で実施。同地区への観光客や散策する地域住民の憩いの場にしようと、見晴らしのいい利根川の堤防上を選んだ。
ステンレス製の方位盤は直径120センチで、高さ70センチの玉石張りの土台に乗っている。方位や明治時代の島村の古い地図のほか、赤城山や妙義山、奥秩父連山などの名前も描かれている。
布施会長は「地元の人間として、これからも世界文化遺産登録を応援したい」と話していた。