繭の中に「大吉」 おみくじで養蚕応援 富岡
- 掲載日
- 2013/12/30
富岡産の繭を活用した「まゆみくじ」
富岡製糸場の世界文化遺産登録と養蚕農家を応援しようと、NPO法人ふれあいパーク岡成(富岡市白岩、鷺坂万寿夫代表)が地元産の繭を活用したおみくじ「まゆみくじ」を商品化した。市内の寺社に置いてもらい、絹産業のPRや繭の需要増につなげる。
切り込みを入れた繭から蚕のさなぎを取り除き、おみくじ用紙を入れた。おみくじを取り出した後は、繭クラフトの材料などに再利用できる。
同法人はことし7月に発足し、農産物販売や手芸教室といった地域交流活動に取り組んでいる。拠点を置く地区は古くから養蚕が盛んで、「まゆみくじ」の繭も地元の養蚕農家から仕入れた。
鷺坂代表は「大勢の人に幸運を引いてもらい、養蚕の復活につなげられるといい」と話している。
「まゆみくじ」は31日から得成寺(同市相野田)に設置する。1個300円を予定。