■10・和装教育
衣紋道高倉流会頭 辻 延子さん
昨年十一月、県庁県民ホールで「きもの元気プロジェクト」が開かれた。着物姿の女性たちが集まり、街に飛び出していくことで、和装の素晴らしさを広くアピールすることが狙いだ。
会場では皇室の正式な着装法による十二単(ひとえ)の着付けが披露され、来場者がその格式と重ね着の美しさに目を見張った。説明したのは衣紋道高倉流会頭の辻延子さん=高崎市問屋町。「もしかしたら群馬の絹が皇室の十二単(ひとえ)にも使われているかもしれません」。辻さんはそう言った。
(2006年1月29日掲載)