■6・ポール・ブリュナ 旧官営富岡製糸場の3号館内貴賓室に飾られているブリュナ(後列右から2人目)一行の写真 富岡町(現富岡市)に官営富岡製糸場の建設が決まった一八七〇(明治三)年十月中旬。敷地選定から中心的役割を担い、のちに同製糸場で首長に就く仏人ポール・ブリュナは、地元で座繰り製糸技術のある女性四人を雇い、ある試験を実施した。